初めてWebサイトを作る際、よく耳にする「ドメイン」。なんとなく聞いたことがあるけれど、実際のところよく理解できていない…という方も多いのではないでしょうか。
今回は、Webサイトの住所のような役割を持つ「ドメイン」について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
01|ドメインとは?
ドメインって何?
ドメインとは、Web上の「住所」のようなもので、半角の英数字の文字列になります。
例えば、リノ・デザインスタジオのホームページのURL場合、
https://lino-design-studio.com
この中の「lino-design-studio.com」の部分がドメインと呼ばれる部分になります。
住所と同じように、ドメインは世界で同じものがなく、
すでに利用されているドメインは、取得することができないようになっています。
ドメインの役割とは?
インターネットではコンピューター同士が数字の「IPアドレス(例:123.45.67.89)」で通信しています。でも、こうした数字の羅列は覚えにくく、扱いづらいですよね。
そこで、ドメインの登場です!このIPアドレスと「yourdomain.com」のような名前(ドメイン)と紐づけることで、数字をドメイン名でアクセスできるようにしています。ここが一番のドメインの役割になります。
ドメインがあることで、私たちは、「https://yourdomain.com」のような覚えやすいURLでWebサイトにアクセスできています。
ドメインの構成|ドメインは2つの部分でできている?
ドメインは、大きく分けて 2つのパーツ からできていて、
ドット(.)を挟んで「前半」と「後半」に分けることができます。

- 前半(英数字の文字列):会社名やサービス名など、自由に決められる部分
- 後半(.com や .net、.jp など):あらかじめ決められた種類の中から選ぶ部分
に分けられています。ここからは、それぞれの決め方について解説していきます。
02|ドメインの決め方
ドメインの前半部分|自由に決められる部分
ドメインは、一度取得するとずっと使い続けるものになります。ですので、前半の文字列には、わかりやすくて覚えやすい単語で、なるべく短く、タイプミスが起きにくいシンプルなものがおすすめです。
おすすめなのは、次のようなパターンになります。
- 会社名や事業名・ハンドルネームを使う(例:yourcompany.com)
- ブランド名やサービス名を使う(例:brandname.jp)
- 略称+業種を組み合わせる(例:lino-web-design.net)
など、事業やサービスが連想しやすい名前にするといいでしょう。覚えやすく、タイプミスも防ぎやすくなり、訪問者が迷わずアクセスできるだけでなく、ブランドの統一感にもつながります。
- 半角の英数字(a~z、0~9)
- ハイフン(-)が使用可能(ただし先頭や末尾には使えません)
- 使用できる文字数は一般的に3文字以上〜63文字まで
注意点:「創業〇年」や「記念年」など、あえて歴史を見せたいブランディング以外は、
設立年月日やお誕生日など個人の情報が特定できるものは避けましょう。
ドメインの後半部分|種類が決まっている部分
続いて、ドメインのドット以降の「後ろの部分」についてご説明します。
ここは「トップレベルドメイン(TLD)」と呼ばれ、「.com」や「.jp」など、ドメインの最後にくる部分になります。この部分にはいくつかの種類があり、使える人や用途が少しずつ異なります。

日本でよく使われるドメインの代表例:
ドメインの種類 | 主な対象 | 特徴・用途 |
---|---|---|
.com | 誰でもOK | 商用・企業サイト向け。世界中で一番使われているドメインで最も一般的です。 |
.net | 誰でもOK | もともとはネットワーク関連のサイト向け。今は自由に使えて汎用性が高い。 |
.jp | 日本に住所がある個人・法人 | 日本のサイトであることを示せるため、信頼感があります。 |
.co.jp | 日本国内の法人(登記済) | 登記が必要な会社だけが使えるドメイン。企業の信用度を高めます。1法人1つまで(重複不可) |
.or.jp | 財団法人・医療法人など | 特定の非営利団体だけが使えます。申請には団体の証明が必要です。 |
最近では、より目的に合った「新しい種類のドメイン」も増えています。
たとえば、
- .shop(ネットショップや販売サイトにおすすめ)
- .tokyo(地域密着型のビジネスなど)
- .design(デザイナーや制作業にぴったり)
など、イメージや業種に合わせて選べるのが魅力です。
「.com」や「.net」などが取得されている場合は、新しい種類から選んでもいいでしょう。
目的に合ったものを選ぶことで、信頼性やイメージアップにもつながります。
🔰 迷ったときは?「.com」がおすすめです。
世界中で使われていて、利用シーンを選ばない定番ドメインです。
「co.jp」や「or.jp」などは、使える人が限られている特別なドメインです。日本の法人や特定の団体だけが取得でき、申し込み時には登記簿や資格証明などの書類が必要になります。少し手間はかかりますが、その分「信頼性の高いドメイン」として安心感を高めることができ、なりすまし防止にも効果的です。法人の方は、ぜひ選択肢のひとつにしてみてください。
03|ドメインの用途
ドメインは、Webサイトの「住所」としての役割があることはすでにお伝えしましたが、それ以外にも、さまざまな用途があります。
WebサイトのURLとして使う
一番よく使われるのは、WebサイトのURL(ホームページのアドレス)としての利用です。多くの方にとって、もっとも身近でわかりやすい使い方ではないでしょうか。

ドメインの前に「https://」を付けたものがURLになり、これでWebサイトにアクセスできるようになります。
メールアドレスとして使う
もうひとつ大きな用途が、「独自ドメインのメールアドレス(=ドメインメール)」の作成です。
たとえば、ドメインが yourdomain.com の場合、
📧 info@yourdomain.com
📧 contact@yourdomain.com
のように、ドメインの前に「好きな文字列+@」を付けたメールアドレスを作ることができます。
こうしたアドレスは「ドメインメール」と呼ばれ、Gmail や Yahoo!メールなどのフリーメールに比べて信頼感があります。URLとメールアドレスを揃えることで、なりすましなどのトラブルを防ぐ助けにもなります。
サブドメインとして活用する
ドメインは、使い分けたい内容ごとに「サブドメイン」を作ることができます。サブドメインとは、ドメイン名の前に言葉を加えたもので、「shop.yourdomain.com」のように使います。
たとえば、
- 小さなカフェがホームページとは別に通販サイトを運営する:
shop.yourdomain.com - 複数の支店ごとにサイトを分ける:
tokyo.yourdomain.com(東京支店)
osaka.yourdomain.com(大阪支店) - 料理教室のレシピ専用サイトを作る:
recipes.yourdomain.com
このようにサブドメインを使えば、1つのドメインで複数の目的に合わせたサイトを作成することができます。複数のサービスを運営する際にとても役立ちます。
よくあるご質問
ドメインについてよくいただく質問と回答をまとめました。
Q. ドメインは一度取得したらずっと使えますか?
A. ドメインは通常「1年ごと」の契約になります。期限が切れると失効し、他の人に取得されてしまう可能性があるため、定期的な更新が必要です。多くのサービスでは自動更新や複数年契約も可能ですので、忘れずに設定しておくと安心です。
Q. メールだけに使うこともできますか?
A. はい、Webサイトを作らずにメール専用のドメインとして使うことも可能です。独自ドメインのメールアドレスだけを運用している方も多くいらっしゃいます。
Q. ドメインは途中で変更できますか?
A. ドメイン自体を途中で変更することはできませんが、新しく別のドメインを取得することは可能です。その場合は、Webサイトやメールのアドレスを新しいドメインに合わせて移行・再設定する必要があります。
まとめ
ドメインは、Webサイトやメールの『住所』として欠かせないものです。自由に決められる部分と、用途に合わせて選ぶ決まった種類があります。事業に合ったシンプルなドメインを選ぶことが大切です。
ドメインメールは信頼感があり、URLとメールアドレスを揃えることでなりすましの防止にも役立ちます。サブドメインを活用すれば、1つのドメインを複数の目的に合わせて使い分けることも可能です。
はじめてのドメイン選びにぜひ活用してみてください。
次回は、サーバーについての基礎知識をご紹介します。お楽しみに♡