はじめてWebサイトを作る際に、必要なものの一つが「サーバー」です。サーバーはドメインとあわせて聞くことが多いかと思います。今回は、ホームページを作る際に必要な「サーバー」について、初めての方にもわかりやすく解説していきます。
💡 「ドメインってなに?」という方は、前回の記事でご紹介しています。あわせてチェックしてみてください。
01|サーバーとは?
サーバーって何?
サーバーとは、インターネット上でデータやサービスを提供する役割を持った「コンピューター」になります。
例えば、ホームページを表示するには、以下のようなさまざまなデータが必要です。
- トップページや記事の文字
- 写真や画像
- お問い合わせフォーム
- ページのデザイン情報
サーバーは、こうしたホームページに必要なデータを保管しておき、誰かがアクセスしたときに、いつでも表示できるように準備している「データの保管場所」のような存在になります。
私たちが普段使うパソコンとの違い
サーバーと聞くと、特別な機械のように感じるかもしれませんが、
私たちが普段使っているパソコンと同じ「コンピューター」の仲間になります。
大きな違いは、そのコンピューターの「目的(役割)」にあります。
- 普段のパソコン: 基本的には自分だけで使うためのコンピューター
保存している写真や書類は、そのパソコンの中だけにあり、
インターネットから誰かに見られることはありません。 - サーバー: サービスやデータを提供するためのコンピューター
ホームページのデータなどを保存して世界中の人が見られるようにしたり、
メールを特定の相手に届けたりと、24時間インターネット上のさまざまなサービスを支えています。サーバーへ保存したデータは、基本的には誰でも閲覧できる状態になります。
02|ドメインとの違い
ドメインとサーバーの違い
ホームページを作る際に必要なドメインとサーバー、両方とも大切な存在です。
この2つは、それぞれ役割が違っていて、
- ドメインは、ホームページの住所
- サーバーは、ホームページのデータを保存・公開する場所
になります。
ドメインとサーバーのつながり
ドメインだけでは、アクセスする場所はわかっても、表示するデータがありません。
反対にサーバーだけでは、データは保存できても、アクセスするための住所がありません。
この2つがつながることで、はじめてホームページがインターネット上で見られるようになります。
- ドメイン=住所
- サーバー=建物
- ホームページ=家の中にある絵画や家具などのさまざまなもの
というイメージになります。
ワンポイント:ホームページが表示される仕組み
ホームページは次のような流れで表示されます。
- URLにアクセスする
- ドメインがサーバーの場所を確認する
- サーバーが必要なデータを届ける
- ブラウザにページが表示される
普段は意識しにくいですが、ホームページを見るたびにこの流れが行われています。

03|サーバーの種類
ホームページで利用されるサーバーには、いくつか種類があります。よく使われるのは、次の3つです。
それぞれ「自由度」「管理のしやすさ」「向いている用途」が異なります。
共有サーバー(もっとも一般的なサーバー)
共有サーバーは、サーバー会社が用意した環境を借りて使うタイプのサーバーで、1台のサーバーを複数のユーザーでシェアして利用するタイプです。
共有サーバーは、ホームページ公開に必要な機能が最初から揃っていて、比較的はじめやすいのが特徴です。
たとえば、
- 独自ドメインの設定
- SSL通信(https)の設定
- WordPressの利用
- メールアドレスの作成
など、ホームページを公開するために必要な機能がまとめて使えることが多くなっています。
そのため、企業サイトやお店のホームページ、個人事業のWebサイトなどでもよく利用されています。
皆でシェアする分、費用が安い
皆でシェアする分、他サイトからの影響を受ける場合があります。
専用サーバー
1台のサーバーを丸ごと1社で独占して利用します。
共有サーバーよりも自由度が高く、細かい設定やカスタマイズができるのが特徴です。
その分、
- サーバーの設定
- セキュリティ管理
- ソフトウェアの構築
などもすべて自分で行う必要があります。
独占して利用できる分、費用も高く、「ある程度システムを理解して運用したい方向け」の環境になります。
クラウドサーバー
必要なときに必要な分だけを使える、柔軟なサーバー環境です。
アクセスが増えたときには自動で拡張できるなど、規模の変化に強いのが特徴です。
たとえば、
- アクセス急増時の自動拡張
- 必要なときだけの機能や容量の追加
などが柔軟に行えます。ただし、従量課金制のため月々の支払いが分かりにくく、設定には専門知識が必要です。
「成長に合わせて柔軟に運用したいサイト向け」になります。
このように、運用の規模や目的によって最適なサーバーは異なります。一般的なホームページの場合は、共有サーバーがおススメです。(よく聞くレンタルサーバーは、この共有サーバーのことを示していることが多いです。)
04|サーバーの用途
サーバーの中では、用途ごとに異なる役割を持ったシステムが動いています。ホームページを閲覧する際も、ページの表示に関わるサーバーやデータのみを管理・保存しているサーバー、メールの送受信を行うサーバーなど、それぞれの機能が連携して動いています。
ここでは、代表的なサーバーの役割をご紹介します。
Webサーバー
Webサーバーは、ホームページを表示するためのサーバーです。
ホームページにアクセスしたときに、
- トップページ
- サービス紹介ページ
- ブログ記事
- お問い合わせページ
などのデータを読み込み、ブラウザに表示する役割があります。
私たちが普段見ているホームページは、Webサーバーによって表示されています。
データベースサーバー
データベースサーバーは、ホームページの情報を整理して保存しておくためのサーバーです。
主に「WordPress(ワードプレス)」などで作られた、ブログ機能や更新システムのあるホームページ」で活躍します。
たとえば、以下のようなデータが保存されています。
- ブログ記事の本文やタイトル
- お知らせの掲載内容や日付
- お問い合わせフォームから送信されたメッセージ(保存する場合)
などの情報を保存しています。
ホームページが表示されるときは、Webサーバー側から、このデータベースにデータを取りに行き、それを組み合わせて1つのページを作っています。
ホームページの裏側では、このように用途ごとに異なるサーバーが連携しながら動いています。普段は意識することはありませんが、それぞれの役割が組み合わさることでホームページが表示されています。
※データベースサーバーは、必ずすべてのホームページに必要なわけではなく、Webサーバーのみで表示できるホームページもあります。
メールサーバー
メールサーバーは、メールの送受信を行うためのサーバーです。
たとえば、
- info@○○.com
- contact@○○.jp
といった独自ドメインのメールアドレスは、サーバーの中のメールサーバーによって送受信されます。
ホームページとあわせて会社用のメールアドレスを利用する場合によく使われます。
よくあるご質問
サーバーについてよくいただく質問と回答をまとめました。
Q. サーバーは必ず必要ですか?
A. はい。ホームページをインターネット上で公開するためには、サーバーが必要になります。サーバーは、ホームページのデータを保存し、訪問者が内容を見られるようにする役割があります。
Q. サーバーだけあればホームページは公開できますか?
A. いいえ。ホームページを公開するためには、サーバーだけでなくドメインも必要になります。サーバーはホームページのデータを保存する場所、ドメインはホームページの住所のような役割があります。この2つを設定することで、ホームページをインターネット上で公開できるようになります。
Q. サーバーの種類はどれを選べばいいですか?
A. ホームページの目的や規模によって異なりますが、一般的な企業サイトや店舗サイトの場合は、レンタルの共有サーバーがおすすめです。レンタル共有サーバーは年々、便利に使いやすく、必要な機能が充実してきています。
まとめ
- サーバーは、サービスを提供しているコンピューターで、サーバーに保存しているデータは、インターネット上で、基本は誰でもアクセスできる状態になります。
- サーバーのみではホームページは公開できず、ドメインと必ずセットで設定が必要です。
- ー般的なホームページを作成する場合は、環境が整っている「共有サーバー」の利用がおすすめです。
次回は、「失敗しない!サーバーの選び方」についての基礎知識をご紹介します。お楽しみに♪








